2008/10/31 金曜日

ドキュメンタリータッチ ロブ・ゾンビの「ハロウィン」

昨日やっと「ハロウィン」見に行ってきました!毎度の事でちょこっと道に迷いましたが、キャナルシティ博多のディスプレイはハロウィン一色で、こちらも一緒に楽しめました。

ハロウィンは、定員135名の、ユナイテッドシネマ13で一番小さいスクリーンでの上映でした。平日だからだと思うんですけど、席も3割程度しか埋まってなかったですよね。私は人が多いの苦手なんで、おかげで快適に見れましたけど、ブラッド・ドゥーリフ氏のご出演作なので、観客が少なかったのはやっぱりちょっと残念でした。映画はとっても良かったので、往復6時間かける価値充分です!

ロブ・ゾンビ監督作『ハロウィン/Rob Zombie’s Halloween』は、ジョン・カーペンター監督(John Carpenter)による名作ホラー「ハロウィン」(1978)のストーリーを基にしたリメイクでもありますが、タイラー・メイン氏演じる迫力のマイケル・マイヤーズ、豪華なキャスト陣の名演、そしてロブ・ゾンビ監督の手腕で描かれる、全く新しい作品という視点で見ても充分楽しめる作品で、ロブ・ゾンビファンを裏切らない、独自のスタイルを持つ映画です。

もちろんオリジナルに添った部分はきっちり描かれていますし、鮮烈な印象を与えた数々の名シーンへのオマージュも、各所にちりばめられているので、オリジナルを見ていればさらに楽しみが増える事は間違いありません。内容的には、シリーズ1作目と2作目までを含んでいますから、1と2をご覧になっていれば大丈夫です。

今度のマイケル・マイヤーズを演じられているのは、カナダ出身で、ビッグ・スカイのリングネームを持つ元プロレスラー、身長2メートル5センチのタイラー・メイン(Tyler Mane)氏。成人したマイケルの最初の殺人は脱走の時なんですが、マイケルが圧倒的な体躯と怪力で、犠牲者達を襲う姿は、まさにド迫力。あっと言う間に辺りは血の海です。今度のマイケルは俊敏で、犠牲者の数もオリジナルのように控えめではありません。オリジナルを見たとき、マイケルが襲ってくるスピードが遅いので、「逃げろよ~」って思ったりしちゃってたんですが、こちらのマイケルからは逃げ道なしって感じです。

マイケルは家中を素手又は角材でぶち壊しながら、隠れている妹のローリーを探すんですけど、これはタイラー・メイン氏のマイケルだからこそ出せるリアルさで、圧巻でした。

ロブ・ゾンビ版「ハロウィン」は、オリジナルでは描かれていないマイケル・マイヤーズの少年時代と彼の家庭環境や学校でのイジメ、マスクへの執着と残虐性の芽生えなど、マイケルの少年時代から、施設に収監され成人するまでの出来事を丹念を描いたドキュメンタリータッチの作品でもあります。10歳のマイケルを演じるテーグ・フェア(Daeg Faerch)の演技が凄く重要になってくるんですけど、テーグ君上手いです。10歳のマイケルの残忍さと、無邪気さの対比が一番怖かったです。10歳のマイケルの殺人のシーンはショッキングです。子供はぜったい見ちゃいけませんね。

演じるテーグ・フェア君は、1992年生まれ。もちろんまだ子供ですが、俳優としては、既に20本以上の映画に出演。私は他は見てないんですけど、役柄も幅広く、舞台にも多く出演しているそうです。ハロウィン公式サイト様によると、8歳の時に、脚本・監督・一部編集も担当した短篇「Duel」を完成させているとあります(凄)。テーグのお母さんも女優さんで、Mickey Faerch さんという方です。

結局顔は見えなかったんですけど、妹のローリーに分かってもらおうと、マイケル(タイラー・メイン)が自らマスクを脱ぐシーンがあるんですよ!オリジナルではマスクを逃がされそうになるシーンが一箇所ありますが、これは全く別ですからね、妙に感動してしまいました。でもローリーは、兄の存在さえ知らないですから、ただ1人、彼がよりどころにしていた妹にその気持ちが伝わる術はありません。

この鍵を握る人物がブラッド・ドゥーリフ氏(Brad Dourif)演じるブラケット保安官なんですが、この大事なポイントを保安官自身が語るシーンがあるのが嬉しかったです!それに最初のパトカーでの登場シーン~~~、か、かっこいいっ!!ドクター・ルーミスを演じるマルコム・マクダウェル氏(Malcolm McDowell)とブラッド・ドゥーリフ氏は、ロブ・ゾンビ監督作「ハロウィン」の二代名優ですらか、お二人の共演シーンは、間違いなくこの映画の一つの目玉です。

私はブラッド・ドゥーリフ氏のファンなので、リメイクではぜひ描いて欲しいと思っていた、ブラケット保安官と瀕死の愛娘アニー(Danielle Harris)のシーンが見れたので、ロブ・ゾンビに「ハグ!」したい気分です(^^;。

一緒に見に行った彼はというと・・・、「シェリ・ムーン・ゾンビのダンスシーンを見れただけで本望!」と連呼しておりました(笑)。私もシェリ・ムーンさん大好きですけどね。シェリ・ムーン(Sheri Moon Zombie)さんが演じられているのは、マイケルの母親で、マイケルを唯一心から愛している人物。優しい役のシェリ・ムーンさんも良かったです。

ドクター・ルーミスは高名な児童心理学者で、マイケルのケースを著作にし、自分の名声に利用しています。マイケルが言葉を発する事を止め、治療が上手くいかなかった時も、治療の失敗が経歴の汚点になると考えるなど、利己的な部分も強い人物として描かれています。演じるマルコム・マクダウェル氏は、オリジナルでルーミスを演じたドナルド・プレザンス氏とはご友人だったそうです。前にも書いたと思いますけど、ロブ・ゾンビ氏はこのハロウィンのリメイクにあたって、ルーミス役はマクダウェル氏と決めていて、真っ先にオファーされたそうです。

マルコム・マクダウェル主演の「時計仕掛けのオレンジ」は、ロブ・ゾンビのお気に入りの作品で、彼のPVにもそのオマージュ作品がありますね。ロブ・ゾンビのPVのそのシーンから、1枚だけ壁紙も作ってます。

気になった俳優さんを少し
ダニー・トレホ(Danny Trejo)as Ismael Cruz
・・・マイケルが収監されている施設の清掃員で、ルーミスと同様に長年彼を見てきた人物。

ウィリアム・フォーサイス(William Forsythe) as ロニー・ホワイト(Ronnie White)
・・・マイケルの義父。飲んだくれで、無職、マイケルを女々しいと罵倒し忌み嫌う、だらしない男。

ビル・モーズリー(Bill Moseley) as Zach ‘Z-Man’ Garrett
・・・不運にもマイケル・マイヤーズの移送を担当する事になった警備員の1人。

ミッキー・ドレンツ(Micky Dolenz) as Derek Allen
・・・ルーミス医師が銃を買う、銃砲店の店主を、「ザ・モンキーズ」のミッキーが演じられてます。

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